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サロンインテリア、どのくらいお金が掛かる?

2022.12.13 update


サロンのインテリアを考える際、予算内で理想のサロンインテリアが実現するのか?気になるポイントですよね。そもそも、店舗空間としてどの位予算を掛けるべきなのか?全く見当が付かないというサロンオーナーさんも少なくありません。

サロンのインテリアコーディネートは、【理想のサロン空間実現】【初期投資(コスト)を抑える】と言う相反することを両立させないといけない難しさがあります。特に初めてのサロン開業の場合は、このどちらかに大きく傾きがちです。

自宅のインテリア(家具)ならば多少の予算オーバーも一生ものの買い物として許容できますが、店舗経営的には避けたいことです。また逆に手持ちの家具や家具の量販店で全てのインテリアを間に合わせしまうのも、顧客満足度を下げてしまいます。


と言うわけで、ここではサロン空間で必要となるインテリア品の大体の目安金額や、商品選びのポイントをあげていきますね。コストを抑えつつお客様をお迎えするに相応しいサロン空間を目指しましょう。

サロンに必要なインテリアアイテム

  • ソファ
    1人がけソファ・1.5万~4万円
    2人がけソファ・2万~6万円

    ソファはサイズや材質・デザインとバリエーションが多く、価格の幅も大きなインテリアアイテムの一つです。自宅用ならそれこそ一生もの感覚で張地を選べるものやデザイナーズものを選ばれてても良いとは思いますが、サロンではソファは消耗品と捉え選ばれた方が良いです。張地が汚れたり傷んだりしたら、修繕するのではなく新しいものに買い替える心づもりでリーズナブルな価格帯のものを選ぶのがベターです。


    そもそもサロンインテリアに、ソファがマストアイテムとも限りません。ソファは幅も奥行も大きなものが多いので、空間サイズ的にマッチしない場合も。チェアやスツールも選択肢に入れてくださいね。

  • テーブル
    センターテーブル・1.5万~3万円
    サイドテーブル・1万円弱~2万円

    センターテーブルは空間にゆとりのある場合はあっても良いインテリアアイテムですが、大抵のサロンの場合はサイドテーブルでこと足ります。カウンセリングシートのご記入なども、クリップボードでできますよね。(センターテーブルがあったとしても大抵はローテーブルなので、読み書きの動作には不向きです。)


    また木目調のプリント合板はチープ感が否めないので、天板部分は天然木無垢もしくは天然木突板のものを選ばれる方が良いでしょう。もしくは木目を感じさせないマットな仕上げのものを。素材のチープ感が出にくいの実はガラス天板です。(好き嫌いがありますが)また大理石調の天板も、そんなに大きなハズレがありません。

  • ドレッサー
    ドレッサーセット(ミラー・スツール含む)・1.5万~3万円
    ドレッサーもサロンのマストアイテムとは限りません。簡単なメイク直しや髪を整える程度なら、手鏡(もしくは小さな卓上ミラー)とブラシを施術後にサイドテーブルにセッティングするのでも良いのでは?

    またドレッサーセットで気にいったデザインのものが無い場合は、奥行の狭いシンプルなデスクにミラー。そしてスツールと別々に揃えても良いです。(ただスツールは座面が低いものも多いので、デスクに合わせて低すぎないか?しっかりサイズ確認はしてくださいね。)

  • 姿見(全身ミラー
    1万円~2.5万円程度
    施術中や施術後に必ず全身を鏡でチェックしていただく場合は、必要なインテリアアイテムになってきますよね。サイズは少なくとも幅50㎝は欲しいところです。シンプルなデザインならIKEAのミラーがリーズナブルでおすすめです。

  • 棚・チェストなど収納家具
    1万円~2.5万円程度
    クローゼットなど十分な収納スペースが無い。もしくは商品をディスプレイしたいなどの場合、何かしら収納家具は必要となってきます。絶対NGと言いたいのは、お客様の目につくところでカラーボックスを使うこと。(スタッフルームやクローゼット内ではOK!)


    ただインテリアアイテムとしてはあくまでも脇役なので、主張の無いシンプルなデザインなものをおすすめします。

  • 照明
    主照明・1万~2.5万円
    サロン空間にはよくある丸形のシーリングライトでは、生活感が否めません。デザインもですがシーリングライトの昼白色(いわゆる蛍光灯のような白っぽい光)は、空間が平板で無機質な雰囲気になってしまいます。予算を抑えたいなら、ダクトレールにスポットライトの組み合わせがおすすめです。

    間接照明・1万弱~1万円台
    部屋の明るさ的には十分なので購入は見合わせると言う憂き目に合いやすいインテリアアイテムですが、サロン空間の雰囲気づくりのために出来れば導入されることをおすすめしております。

  • カーテン
    一般的なサイズの腰高窓(レース&ドレープカーテン)・1万~2万円
    一般的なサイズの掃き出し窓(レース&ドレープカーテン)・2万円~3.5万円

    カーテンは市販のものを選ばれるオーナーさんも多いですが、丈が微妙に合っていなかったり残念な場合も。高級なカーテン生地である必要はありませんが、サイズはジャストサイズのものをオーダーされることをおすすめします。(1㎝単位でサイズオーダーできるリーズナブルなカーテンショップも存在します。)


    またカーテンに関しては、サンプル生地など取り寄せられないネットショップでの購入はおすすめしておりません。生地の色・テクスチャー(材質感)・厚みなど、やはり現物を確認してから購入しないと失敗する可能性が大!カーテンはインテリアアイテムの中で、大きな面積をしめるところなので、たとえ無地でシンプルなものを選ばれる場合でもケチらない方が得策です。


    どうしてもカーテンのコストを抑えたい場合は、待合室はレースのみ・施術室はドレープカーテン(目隠しカーテン)のみなど単品で揃えられても良いです。サロン空間の場合、そこまで高い遮光性がなくても良い(2級遮光程度でも十分)なので、その点もご留意ください。

コストで見るサロンインテリア実例

◆自宅サロン・1施術ルーム(サロン開業)

購入インテリアアイテム

  • オットマン付き2人がけソファ 23,990円
  • ネストテーブル 13,280円
  • ラグ (ソファ下&ベッド下) 4,231円
  • 主照明 17,392円
  • 間接照明(テーブルランプ)5,000円 
  • スリムハンガー 3,300円
  • カーテン類(腰高窓1箇所(レース&プレーンシェード)・クローゼット目隠しカーテン)約55,000円

トータル・約12万2000円(サロン空間づくりをした当時・現在価格アップしたアイテムも含まれています。)
 

◆ワンルームマンションサロン・1施術ルーム・(サロン移転)

購入インテリアアイテム

  • サイドテーブル 9,999円
  • ラグ (ミラー下) 4,780円
  • 主照明 13,000円
  • 間接照明(スポットライト)1,999円
  • ディスプレイラック 6,999円
  • 姿見ミラー 14,990円
  • ドレッサーミラー 12,500円
  • クッション 2,299円
  • カーテン類(掃き出し窓1箇所・収納目隠しカーテン1箇所・ロールスクリーン2箇所)約73,000円
  • ドレッサーデスク・スツール・チェアはお手持ち品

トータル・約14万(サロン空間づくりをした当時・現在価格アップしたアイテムも含まれています。)



◆テナントサロン・待合室+2施術ルーム(サロン移転・インテリア一新)

購入インテリアアイテム

  • オットマン付きシングルソファ 35,999円
  • ネストテーブル 19,999円
  • ラグ (ソファ下) 4,498円
  • 主照明 (待合室)5,299円
  • 主照明 (施術室)8,099円
  • 間接照明(ペンダントライト)5,000円 
  • ドレッサーデスク 4,999円×2台
  • スツール 3,980円×2台
  • ミラー 4,990円×2台
  • ラグ(ベッド下)2,019円
  • カーテン類(腰高窓3箇所・間仕切りカーテン5箇所)約75,000円

トータル・約18万6000円(サロン空間づくりをした当時・現在価格アップしたアイテムも含まれています。)
 

これら実例に挙げた3例は、インテリアコーディネートの他に壁紙を貼る・タイルカーペットを敷き詰める・間仕切り壁を造作するなどのDIYも実施しております。(DIYに関する材料費はトータル金額には含まれておりません。)ですが家具+カーテン+照明のみのトータル金額としても、かなり低予算で抑えていると感じていただけるのではないでしょうか?


低コストのサロンインテリアが成功するポイントとは?!

インテリアに掛けられる予算が潤沢であろうと低予算であろうと、やはりサロンインテリアが成功するポイントは空間全体でインテリアをコーディネートすることです。


ついつい個々のインテリアアイテムで「これはサロン空間に合いそう!」「このデザインが好き!」と選んでしまいがちですが、それでは予算オーバー必至。しかも空間全体で見た時に、なんかチグハグしっくりこないという失敗コーディネートになりかねません。

またリーズナブルな価格のものでも、素材や仕上げは確認することが大事!ネットで購入する場合は、スペック(仕様)は勿論他の人のレビューなどもしっかりチェックしてくださいね!あと低コストに抑えたいインテリアアイテムは、あまりデコラティブなデザインのものを選ばない方が良いですね。その装飾がかえってチープ感を醸してしまう・・・と言う場合も少なくありません。

例えばリーズナブルなソファでも、ちょっとデザイン性の高いクッションとかと合わせることでチープ感は払拭されます。家具はシンプル・リーズナブルに。合わせるファブリックやインテリア小物で+αの高級感を狙いましょう!


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