BLOG
テナント物件を探す際、サロンに最適な広さはどの程度なのか?と悩まれる方も多いのではないでしょうか?施術室が2部屋取れるのか?それともギリ3部屋いけるのか?それによってお店の稼働率や必要スタッフ人数そして売上にも大きく影響しますものね。
施術空間で何をしたいかで空間サイズが決まる!?
施術空間のサイズを考える時、先ず考えるべきことはその施術空間で何をしたいのか?です。
・施術のみ?
・施術&カウンセリング?
・施術&カウンセリング&ドレッサーに向かっての化粧直し?
もちろん施術のみの場合が、施術空間が一番小さくて済みます。単純にいうと、ベッドのサイズ+ベッドまわり四方のスペース。ベッドまわり四方のスペース=施術のために使うスペースのことです。
では、ベッドまわりに最低いくらあれば良いか?となると・・・通常のベッド脇に立って施術をするスタイルであるならば、最少は50㎝程度です。
![施術動線サイズ](https://cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/d8c4dffe3fdbd8ab426d452d10b63bb8.png)
もちろん、施術者が大きく足を前後に広げて身体を大きく使うような施術や、ベッドの上のお客様の腕を大きく横に伸ばして頂くなどの施術スタイルの場合は、もっと広めのスペースを要する場合もあります。
(ちなみに女性の腕の長さは67㎝が平均(肩から指先まで)。75㎝幅の施術ベッドならば、大体ベッドから50㎝程度出ることになります。)
施術のみ最小空間サイズは?
話は戻し、一般的な施術スタイルなら・・・
施術のみの場合は
施術空間の横幅は、ベッド右側・施術動作空間50+ベッド横幅70~90+左側・施術動作空間50=1m70~1m90
施術空間の縦幅は、ベッド頭部分の施術動作空間50+ベッドの縦幅1850(ヘッドレストを別に付けないサイズ)+ベッド脚先の施術動作空間50=2m85程度。
畳数でいうと約3畳程度。
![](https://cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/c4b870afcc4cc1cfb607085d655ca6b2.png)
ですが、これはあくまでもベッドがとりあえず置けて、ベッドの横もとりあえず通れて、辛うじて施術ができる超ミニマムな広さです!!ワゴンやマシンは施術と一緒に動かしながら施術するスタイルになりますね。
またお客様にとっては閉塞感は否めません。ちょっと病院の診察ベッドに横たわっている感じがして、非日常感を謳い施術にそれなりの金額をいただくサロンでは適当なサイズとは言えないと私は思います。
お客様のお荷物や着替えのバスケットをどこに置くのかも問題になりますよね!そのままベッド周りに置いていただくと、お客様のお荷物を蹴飛ばして施術になってしまいます!?(お客様をお迎えするセッテイングの時は、ベッド上に着替えバスケットをセット。施術中はベッド下にいれさせていただく方式かな~)
またスツールに掛けて施術となると、スツールのキャスター脚の部分が幅55㎝程度。ベッドまわりの幅が50㎝ではスツールは置けなくなるので、スツールサイズに合わせてもう少しサイズを大きくしないといけませんよね!
![施術室サイズ](https://cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/931d2f526f1cc50c1ecb4d3964c56d28-294x300.png)
施術&カウンセリングする空間の最小サイズ
施術&カウンセリングの場合
奥行の深くないチェアやスツールを壁付けで置いたとしら、チェアの奥行50~70+施術の動作寸法50=1m~1m20。でも、このサイズはあくまでも施術の動線サイズのみを考えたもの。
お客様がチェアに座られた時にあまりにもベッドが迫りすぎている感があります。(膝小僧がベッドにあたりそう!)なのでもうあとプラス10㎝くらいのゆとりサイズが欲しいとこです。1m10位が最小か?!
★奥行が深くないチェアを置いた施術ルーム実例
このチェアで奥行は約50㎝程度・ベッドまでの距離は1m15㎝程度です。
![](https://i2.wp.com/cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/80cb815fba93b7e8520ad4b3626f495d.png?ssl=1)
![](https://i2.wp.com/cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/317514062_868292474370568_5716177642989118657_n-1024x1024.jpg?ssl=1)
![](https://i0.wp.com/cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/317615592_1192756238115577_6760979674582283269_n-1024x749.jpg?ssl=1)
★壁にぴったりスツールを置いた施術ルーム実例
スツール奥行は約50㎝・ベッドまでの距離は1m30㎝程度です。
![サロン インテリア 内装 実例](https://i2.wp.com/cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/317560262_467607642155613_2092675424721774401_n-1024x1024.jpg?ssl=1)
![サロン インテリア 内装 実例](https://i1.wp.com/cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/313345490_479189304283250_177385304717626699_n-1024x768.jpg?ssl=1)
![サロン インテリア 内装 実例](https://i0.wp.com/cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/317673860_3430568863877613_5649052630189425920_n-1024x768.jpg?ssl=1)
と言う訳で、施術&カウンセリングをする場合の空間の横幅は
お客様のチェアなど置いた側はの幅は1m10(キャスタースツール使用)+ベッド横幅70~90+左側・施術動作空間60+マシーンなどの設置スペース50~60=2.9m~3m20㎝
空間の縦幅は
ベッド頭部分の施術動作空間60+ベッドの縦幅1850(ヘッドレストを別に付けないサイズ)+ベッド脚先の施術動作空間60=約3m
![](https://cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/017fafd0f1de067d527dfcae7b0d5fd8.png)
では横3m×縦3M(約6畳)の広さを確保できないと、施術空間を作れないのか・・・と、諦めないといけないのか?!となりますが、実はそうでもないのです。今までのサロン空間サイズの出し方は、あくまでもベッドまわり四方ぐるりから施術をする場合の考え方。
理想は出来れば4方向から施術がベストでしょうが、ベッドの頭と脚・サイド片側の3方向からでも、施術は出来ませんか?
そうなると
空間の横幅は
お客様のチェアなど置いた側はの幅は1m10(キャスタースツール使用)+ベッド横幅70~90+左側・マシーンなどの設置スペース50=2m30~2m60
つまり横2.3m×縦3mの空間(約4.5畳)が最小施術空間の目安になるかと思います。
![](https://cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/f7c17d02bc7788cef439e192c1a1b5cb.png)
お部屋の雰囲気はこんな感じ↓
![](https://cocotie.net/wp-content/uploads/2022/12/b0c133672ccb2b5014845e4cc3560587-1024x793.png)
今回のブログは数字もたくさん出てきて、ちょっと複雑な内容になってしまいましたが・・・施術空間のサイズや空間の使い方をきちんとシミュレーションすることは、施術のしやすさやお客様の居心地の良さに直結する大事なことです。
しっかりサイズを確認して、サロン空間を作っていきたいですよね!でも、こういうことを考えるのが大の苦手!サイズも絶対測りまちがえちゃう!って方は、『サロン空間づくりプラン』にて、どうぞココティエ・難波に丸投げしてくださいね~!
この記事もよく読まれています!
ブログカテゴリーから選ぶ